上級救命講習会

公開日 2023年02月01日

更新日 2023年02月01日

上級救命講習会の様子

1月20日(金)、上級救命講習会を受講しました。

公益財団法人東京防災救急協会では、AEDの使い方や三角巾を使った手当法など、レベルに応じた複数のコースで講習会を開催しています。
今回、私が受講したコースはそのうちの上級救命講習会で、お昼休憩を含めて約8時間のコースでした。

119番通報から救急車が到着するまでには、東京都内で平均7~8分かかるそうです。救命曲線によると、心臓や呼吸が止まった人の命が助かる可能性は、その後の約10分間で急激に少なくなっていきます。救急車が到着するまでの間にその場に居合わせた人(バイスタンダー)が応急手当ができるかどうかが、傷病者の生命を大きく左右することになります。
応急手当の方法を学ぶことで万が一の時に家族や友人、周りの人が命が救えるかもしれないと思うと、しっかり覚えて家族にも共有しようと思いました。

 

実習では、心肺蘇生法とAEDの使い方、軌道異物除去(軌道に詰まった食べ物などを取除く方法)、三角巾を使った手当法や搬送方法を学びました。
ここで学んだことの概要は、公益財団法人東京防災救急協会のホームページで説明してあります。動画つきでとても分かりやすいので、ぜひ見てみましょう!
応急手当のポイント(公益財団法人東京防災救急協会ホームページ)

講習会に参加したいという方は、三鷹消防署や公益財団法人東京防災救急協会でお申込みすることができます。また、三鷹市では、コミュニティ・センターで講習会が開催されることもありますので、広報誌などをチェックしてみてください。

AEDマップ

実習の中で講師の先生から「どこにAEDがあるのか、予め確認しておきましょう」とお話がありました。
日本救急医療財団の全国AEDマップで見てみると、三鷹市には314カ所にAEDがあるそうです(令和5年1月27日の登録情報)。
そのうちの86カ所は、公共施設などに市が設置しているもののようです。いざというときに使えるよう、自分の身近な場所のAEDは把握しておきたいですね。
全国AEDマップ(日本救急医療財団ホームページ)

 

 

最近では、東京消防庁における去年1年間の救急車の出場件数が87万件を超え、過去最多になったというニュースもありました。119番通報が集中し、繋がりにくい場合もあるそうです。また、大地震などの災害が起きた場合にも、救助要請が数多く発生するとともに道路状況によって到着が遅れることが予想されています。
こうした中で、私たち一人ひとりが応急手当を学ぶことの重要性が一層増していると感じています。万が一のときに大切な人の命を救えるように、日頃からの準備が必要です。