防災出前講座「災害時のトイレ」

公開日 2026年07月01日

更新日 2026年07月01日

令和8年6月26日(金)、上連雀堀合地区公会堂で実施した「防災出前講座」のレポートです。

今回は三鷹駅周辺高齢者なんでも相談センター(地域包括支援センター)が主催の体力・能力アップ教室に呼んでいただき、シニア世代の方々に「災害時のトイレ」をテーマにお話をしました。

能登半島地震の被災者に対して行われたアンケートでも「避難生活の初期において困ったこと」で一番多かったのがトイレのこと(69.8%)。誰もが直面するからこそ、ひとりひとりが備えておかないといけない大事な問題です。

防災出前講座の様子

なぜ災害時に水洗トイレを流してはいけないの?
災害時に断水や停電によってトイレが流せなくなる可能性がありますが、大地震の後にはもし水が流れてもすぐに使ってはいけません。
地震の揺れにより排水管が壊れている可能性があり、そのまま使ってしまうと汚物が漏れ出てしまう危険があるからです。「きっと大丈夫」の1回が、目も当てられない環境を作ってしまうかもしれません。戸建ての場合は、排水管セルフチェック、マンション等では管理組合でのルール決めをしておきたいところですが、分からない場合は使わないのが鉄則です。

パワポスライド

災害時のトイレ問題は命にかかわる
自宅のトイレが使えないなら避難所の仮設トイレを、という考えもありますが、過去の被災地の例をみても避難所のトイレ環境(特に初期)は衛生的にも防犯的にも課題があります。解消しなくてはいけない問題ですが、多少なり平時と比べて汚い、怖い、列が長い…となると自然とトイレに行かないよう水分や食事を控えるようになってしまうものですよね。そうなれば体調を崩すのも時間の問題です。

自宅のトイレも避難所のトイレも使えない…この状況の救世主が「携帯トイレ」です。自宅のトイレで水を流さずに使える「携帯トイレ」をご紹介し、参加者全員で使い方を学んでいただきました。

携帯トイレデモンストレーション
最初の一枚は濡れてしまうので、復旧するまでそのまま!
使ってみよう
レッツトライ!啓発用携帯トイレを使っていただきました

みなさん使い方もばっちりです。すでにお家で用意している方もいらっしゃいましたが、実際に使ってみる機会はなかなかないですよね。細かい手順は忘れても(商品に書いてあるので大丈夫)、一度試しに使ったことがあれば災害時にも慌てずに行動できそうな気がします。

どんな商品がいいか、どこで買えるのか、値段、用意しておく量、使用済ゴミの保管場所など、話題は尽きませんが、自分や家族の状況に合わせてベストな選択をしていただければと思います。

講座終了後、受講者の方が早速近所のお店に足を運んでくださったそうです。話を聞いて終わり、でなく具体的なアクションにつながってとても嬉しい報告でした。

防災出前講座の申し込みはこちらから

災害時のトイレのお話だけでなく、ご希望の内容で随時申しこみ受付中です。

どうぞお気軽にご相談ください。

参考資料

日本トイレ研究所調査「能登半島地震(能登町)における発災後のトイレ事情調査」2025年11月[PDF:2.34MB]

国土交通省「災害時のトイレ、どうする?」_compressed[PDF:4.15MB]

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