三鷹市立第三中学校2年生の防災授業を実施しました

公開日 2026年09月10日

令和8年8月27日及び28日に三鷹の森学園三鷹市立第三中学校2年生の防災授業を行いました。

毎年恒例の二日間にわたっての授業ですが、今年は災害の多い夏休みが明けたばかりで、みなさんの意識も高まっていた中で実施できました。

一日目は、DVD『釜石の奇跡(NHKエンタープライズ)』視聴と被災地の教訓を踏まえた防災課職員の講話です。

DVD視聴の様子(映像にはモザイクをかけています)

子どもたちが語る3.11-「釜石の奇跡」の背景には
DVD『釜石の奇跡(NHKエンタープライズ)』は、東日本大震災発生時の津波の恐ろしさだけでなく、当時の子どもたちが日ごろの防災授業や避難訓練を思い出し、大人顔負けの判断力や行動力を見せた姿に焦点を当てた作品です。

今年中学2年生の生徒のみなさんは、東日本大震災の後に生まれた子どもたちです。激しい揺れや津波の映像も目の当たりにしながら、一人一人が当時の教訓や命の尊さを学びました。自分の命は自分で守ることの本当の大切さを理解してくれたと信じています。

DVD視聴後、当時の被災地の状況を知る防災課職員から心のこもった講話を行っていただきました。東日本大震災は、生徒の皆さんにとっては「過去の遠く離れた土地で起きたこと」と思われるかもしれませんが、決して他人ごとではありません。30年以内に70%の確率で起きるといわれている首都直下地震は、このまちに住むすべての人に関係する自分ごとです。その瞬間に、必ず自分の命を守ること、そして大切な家族や友人たちの命を守れるよう日ごろからできる準備はしておくことをお伝えしました。

大切な心構えを学んだうえで、二日目は実践編です。避難所運営ゲームと防災設備見学を行いました。

HUG授業の写真

避難所運営ゲームHUG(Hinanjyo Unei Gameチーム
特定非営利活動法人Mitakaみんなの防災の進行で、避難所運営ゲームHUGを行いました。
「HUG」は、静岡県が開発した避難所の運営をカードや平面図を使って疑似体験する図上訓練ゲームです。避難所とはどんな機能の場所か、どんな住民が来るのか、その時に必要な対応は何かをゲーム通して学びます。

真夏の授業でしたが、HUGの設定(被害想定)は真冬の大地震。「え、でも外めっちゃ寒いよ!?」「出入口は近いけど寒くない?」妊婦さんや小さい子どもの体調などを気遣いながら、最善策を考えました。 

防災設備見学の写真(特設公衆電話)

実はこんなところに!?学校にある防災設備を実際に見学
図上で避難所の運営について学んだら、実際に避難所等のために学校に備えてある設備について見学します。見学場所は、防災倉庫、応急給水栓、仮設トイレ用マンホール、特設公衆電話、飲料水兼用型貯水槽です。

各設備場所には、当法人スタッフのほか、三鷹市防災課、牟礼高山町会の皆様にご協力いただき、設備の説明をしていただきました。避難所開設には、公助の力だけでなく、学校や地域の協力が欠かせません。この授業を通して、第三中学校に関わる地域のつながりを感じました。

防災授業の後には、個人の学びと家庭での備えへの効果について検証するため、振り返りアンケートを実施させていただいております。今回特徴的だったのが、「地震のときに自分の身を守ることができる」と96.3%の生徒が回答してくれたことです。また、「災害時に自分ができることを考え行動する」が85.2%と次に多く、防災授業を通して自助の大切さを心から感じ取ってくれたのだと実感しました。

三鷹市内で防災教育(授業)をやってみたい学校関係者の方へ

三鷹市では、小・中9年間を通した防災教育カリキュラムを作成し、その取組みを推進しています。

学年や時間数などに応じた事例の紹介や実施のご協力など、随時ご相談を受け付けておりますので、お気軽に特定非営利活動法人Mitakaみんなの防災へご連絡ください。

今回の授業で使用したDVD『釜石の奇跡(NHKエンタープライズ)』やHUG(三鷹版・静岡版とも)の貸し出しもしておりますので、ご希望の方はご連絡ください。

みたか防災教育カリキュラムはこちら

みたか防災教育カリキュラム[PDF:2.25MB]

 

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